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「社会的無意識との邂逅」を抱き、じりじりと抵抗する。BUoY・岸本佳子インタビュー

地下のスペースは元銭湯、2階のギャラリーとカフェは元ボーリング場だという複合的アートスペース・BUoY。廃墟に風を通し、独自の活動を展開してきた同スペースのあゆみを、代表・芸術監督の岸本佳子へのインタビューを通して振り返ることで、アートにおける場所性とスペースが持つアイデンティティの可能性を探る。

聞き手・文=望月花妃(ウェブ版「美術手帖」編集部) 撮影=軍司拓実

岸本佳子 北千住「BUoY」2階 カフェテーブルにて

 東京・北千住にあるBUoYは、2017年にオープンした複合的アートスペース。元銭湯の地下スペースでは公演が行われ、元ボーリング場の2階ではギャラリーとカフェを展開している。元・廃墟という特性もさることながら、「異なる価値観との出会いを創造する」「社会的無意識という名の他者と出会う」というコンセプトでも強い個性を放ってきた。

 本記事では、代表・芸術監督の岸本佳子へのインタビューを通して今日までのBUoYのあゆみを振り返り、アートにおける場所性とスペースが持つアイデンティティの可能性を探る。

北千住「BUoY」 2階

意志、根茎、権力

──BUoYほど強いコンセプトを持ったスペースはあまり多くないと感じ、今回お話を伺いたいと思いました。早速ですが、場のアイデンティティを保つための仕組みや基準について教えてください。

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