「家族」という視点からゴッホの画業をたどる。大阪、東京、名古屋で開催される「ゴッホ展」が詳細発表【2/4ページ】

 会場は5つの章で構成されている。第1章では、ファン・ゴッホ家のコレクションがどのように始まり、どのように美術館へと発展していったのかをたどる。フィンセント・ファン・ゴッホの死後、その作品の大半を受け継いだ弟テオ、そしてその後のヨーとフィンセント・ウィレムの貢献について詳しく紹介する。

 第2章では、フィンセントとテオの兄弟が収集したコレクションを取り上げる。2人は若い頃から画廊で働き、版画やグラフィック・アートに親しんでいた。フィンセントが自身の作品と交換して得た同時代の画家の作品や、ゴッホが熱心に集めた浮世絵版画なども展示される。これらの収集品は、彼の芸術的探求の重要な手がかりとなる。

報道発表会の投影資料より

 第3章では、フィンセント・ファン・ゴッホの絵画と素描を時系列で紹介する。27歳で画家を志し、ハーグ、ニューネン、パリ、アルル、サン=レミ、オーヴェールと移りながら、独自のスタイルを確立していった彼の画業をたどる。わずか10年間で膨大な作品を生み出した彼の足跡を、代表作を通じて振り返る。

報道発表会の投影資料より

編集部

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