吉田のコレクションは、料理にふさわしい器の作陶を試みて研究を重ね、独自の世界観を持った唯一無二の作品を制作した魯山人をはじめ、吉田が定年前の最後に回顧展を担当した濱田庄司(1894〜1978)や、伝統的な益子焼にオリジナリティあふれるモダンデザインを取り入れた加守田章二(1933〜1983)といった、重要な作品げ構成されている。
同展では、コレクションから魯山人による約50点の作品を一挙公開。同時に濱田、加守田、金重陶陽など、吉田自身が交流を重ねた作家の作品の中から座敷に飾る花生や小さな食器を紹介する。


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