日常の違和感を拾い集めるアーティスト、小山友也が3331で2つの個展を同時開催

映像や写真、インスタレーションなどを通し、日常生活のなかの違和感やその背景を表現するアーティスト・小山友也が、アーツ千代田3331内の2つの会場で個展を開催する。

展覧会イメージビジュアル © Yuya Koyama Courtesy of Open Letter

 小山友也は1989年埼玉県生まれ。「日常で感じる違和感を拾い集めること」をベースに、映像や写真、インスタレーションなどの作品を発表している。

 ソロでの活動以外に、アーティストコレクティブ「SPACE OPERA」のメンバーとしても活動するほか、「blanClass」との共同企画での引込線2017への参加や、母校である東京造形大学の学生自主創造センター「CS-Lab」の企画運営にも携わる。

展覧会イメージビジュアル © Yuya Koyama Courtesy of Open Letter

 小山はこれまで、電車内や街中で他人のイヤホンから漏れだす音に合わせ小山自身が踊り続けるパフォーマンスの映像作品《dancing by myself》(2015)など、公共の場における公私の境界線を再構築し、その背景にある構造や力学をあぶり出す作品を発表してきた。

 アーツ千代田3331内にあるOpen Letterで開催する本展では、つり合いを取るための重りを意味する「カウンターウェイト」をタイトルに冠し、普段の生活のなかの行動やコミュニケーションにおける「引力」や「バランス」をテーマにした新作のインスタレーションを展示する。

展覧会イメージビジュアル © Yuya Koyama Courtesy of Open Letter

 また、同じくアーツ千代田3331の3331 Galleryにおいても、小山の個展「Remaining Methods」が開催中。今年3月に開催された「3331 ART FAIR」での一般来場者からの投票を経て選ばれた「3331 ART FAIR recommended artists」として、10月15日まで展示を行っている。

編集部

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