東近美企画課長の蔵屋美香、横浜美術館新館長に就任へ

東京国立近代美術館企画課長の蔵屋美香が、2020年4月1日付で横浜美術館の新館長に就任することが発表された。

蔵屋美香 撮影=田中功起

 横浜美術館は、蔵屋美香(現・東京国立近代美術館企画課長)が2020年4月1日付で同館新館長に就任することを発表した。現館長・逢坂恵理子は3月31日で退任する。

 蔵屋美香は1966年千葉県生まれ。93年より東京国立近代美術館に勤務し、主任研究員、美術課長を経て、16年より同館企画課長。東京国立近代美術館において数々の展覧会を手がけるとともに、13年の第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展では日本館キュレーター(作家:田中功起)を務め、日本館として初の特別表彰に選出された。

 横浜美術館は21年3月より大規模改修工事のための休館に入り、23年度中にリニューアル・オープンする予定で、蔵屋新館長のもと、「あらゆる人に開かれ、新しい価値を創造・発信し続ける美術館」を目指すとしている。

 なお、09年4月より館長として同館を率いてきた逢坂は19年10月1日付で国立新美術館館長に就任しており、これまでは2館館長を兼務していた。ヨコハマトリエンナーレについては、組織委員会副委員長として2020年も関わっていくという。

 逢坂は館長交代に関して、次のようなコメントを残している。「学芸員として国内外で優れた実績を積んできた蔵屋美香さんが、第6代館長に就任する運びとなりました。まだ50代前半の若い館長であるからこそ、時代に呼応した美術館像を検証し、魅力ある文化拠点として、リニューアルオープン後の新生横浜美術館を牽引してくださると確信しています」。

 なお国内の美術館では、京都市京セラ美術館(館長:青木淳)や森美術館(館長:片岡真実)、アーティゾン美術館(副館長:笠原美智子)など、大きな人事が続いている。

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