彫刻家カール・アンドレが88歳で逝去。1960年代後半のミニマル・アートを牽引

ミニマル・アートを代表する彫刻家カール・アンドレが1月24日、88歳で逝去したことが明らかとなった。

カール・アンドレ 撮影: United News/Popperfoto (c)getty images

 ミニマル・アートを代表する彫刻家カール・アンドレが1月24日、88歳で逝去したことが明らかとなった。

 カール・アンドレは1935年アメリカ・マサチューセッツ州生まれ。詩を共通の趣味とする両親のもとに育ち、アンドーバーの名門フィリップス・アカデミーで学んだ後、ヨーロッパ滞在や兵役を経て1957年にニューヨークに居を移し、出版社で職を得た。翌年よりフランク・ステラとスタジオを共有してコンスタンティン・ブランクーシに影響を受けた、鑿で木に切れ込みを入れる彫刻を制作。1960年から約4年間ペンシルヴェニア鉄道で制動手として勤務する傍ら、詩作やユニット状の木を組み合わせる「エレメント」シリーズに取り組み、64年にグループ展で初めて発表。翌年にはティボール・ド・ナギ・ギャラリーで初個展を行った。

 千葉・佐倉のDIC川村記念美術館では、同氏による国内美術館初個展「カール・アンドレ 彫刻と詩、その間」が3月9日より開催。こちらは予定通り開催されるという。

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