ルーヴルのモナ・リザにカボチャのスープ。活動家が攻撃

パリ・ルーヴル美術館を代表する作品《モナ・リザ》が1月28日、活動家による攻撃を受けた。

CLPRESSが投稿した動画より

 フランス・パリのルーヴル美術館で、同館を象徴する作品《モナ・リザ》が活動家によって攻撃される事件が起きた。

 事件の発生は1月28日。食に対する活動家グループ「Riposte Alimentaire」の女性メンバー2人が、作品に対してカボチャのスープを投げつけた。フランスの通信社「CLPRESS」が投稿した動画では、メンバーらは「健康的で持続可能な食料」の権利を要求する様子がとらえられている。

 作品はガラスによって保護されていたため無事で、すでに展示は再開されている。フランスのダチ文化相はXで「モナリザは私たちの遺産と同様、未来の世代のもの。いかなる理由も、それを標的とすることを正当化することはできない!」と投稿している。

 活動家らによる名画への攻撃は22年に活発化し、ロンドンのナショナル・ギャラリーやマウリッツハイス美術館、パラッツォ・ボナパルト、レオポルド美術館などで作品が標的となった。またルーヴル美術館でも今回同様、《モナ・リザ》がクリームがついたケーキを投げつけられる事件が起こっている。昨年にはロンドン・ナショナル・ギャラリーでベラスケスの代表作《鏡のヴィーナス》を救助用ハンマーで攻撃されており、活動家らによる名画への攻撃は散発的に継続している。

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