閉館危機のシャレコーベミュージアムがクラウドファンディングを実施

兵庫・尼崎市の頭蓋骨をテーマとした博物館「シャレコーベミュージアム」が、経営支援のためのクラウドファンディングを開始した。

シャレコーベミュージアムの外観

 兵庫・尼崎市の浜田町にあるシャレコーベミュージアムが、クラウドファンディングを募集している。目標金額は500万円。

 シャレコーベミュージアムは頭蓋骨専門の博物館で、設立者で初代館長の河本圭司は関西医科大学教授を務め、日本脳腫瘍病理学会会長などを歴任した脳神経外科医。自身の頭蓋骨コレクションを公開するため、自宅の庭に河本が設立したのがシャレコーベミュージアムだ。

シャレコーベミュージアムの外観

 館では頭蓋骨から、絵画、古代骨から現代までの頭蓋骨のレプリカ、生活用品など、頭蓋骨に関する物品を収蔵。約8000点ある中の約1000点を3フロアにテーマごとに展示している。コレクションは、1本の桐の木をくり抜いて作成された解剖学的に正確な世界最大の木製頭蓋骨や、胎児から成人までの変遷がわかる頭蓋骨、狭頭症・水頭症の頭蓋骨、古代ペルーの変形頭蓋骨、古代宗教的な儀式で使われていた頭蓋杯など多岐にわたる。

シャレコーベミュージアムのコレクション

 同館では広報面で大きな役割を担っていた初代館長の河本圭司が亡くなるとともに、コロナ禍による入場者減や近年の光熱費の高騰が運営費用を圧迫。現在、閉館の危機に瀕している。そのため、広報や宣伝、ギネスブックへの登録費用など、入場者を増やすための広報費用を賄うクラウドファンディングを開始した。

 リターンは応援協賛広告枠や特別記念撮影権、年間パスポート、ミュージアムの宿泊券など、支援額別に複数用意されている。

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