クオが残した展覧会の構想文書は、今年4月8日に会長宛に提出されたものであり、そこでは「In Minor Keys」という展覧会タイトルが明記されていた。「この展覧会では、調和と対話に焦点を当て、表現のニュアンスや静けさを重視した“マイナーな”視点から、現代美術の多様性に光を当てたい」との理念が記されているという。
展覧会の実施にあたっては、クオが指名したチームによって構成される。アドバイザーとしてゲイブ・ベックハースト・フェイフー、マリー=エレーヌ・ペレイラ、ラシャ・サルティ、編集長にはシッダールタ・ミッター、アシスタントにはローリー・ツァパイが名を連ねる。
出展作家や展示構成、参加国の詳細については、2026年2月25日にヴェネチアで開催される公式発表にて明らかにされる予定だという。
また、同財団は新たに高級ジュエリーブランド「ブルガリ」とパートナーシップを締結。2026年、28年、30年の3回にわたり、国際美術展のエクスクルーシブ・パートナーを務める。さらに、メインスポンサーにはイタリアのコーヒーブランド「イリーカフェ」が、スポンサーには「Vela – Venezia Unica」が名を連ね、展覧会の開催を支える。
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