アイルランドを代表するアーティスト。ジョセフ・ウォルシュの作品展示が大阪と東京の3会場で開催へ【2/2ページ】

 また、アイルランドと日本のアーティストがともに探求する普遍的な美の世界を紹介するグループ展シリーズ「RINN / 輪」が東京の2会場で開催される。

 今年新たに移転開館予定のアイルランドハウス東京では、「RINN / 輪 — アイルランドと日本を結ぶ『つくる行為』『地域性』そして『時の流れ』」(4月17日〜5月20日)が開催。アイルランドと日本のつくり手たちの交流から着想を得た本展では、両国を代表するそれぞれ6名の作家が参加し、両国の文化的対話が展開される。「循環(サーキュラリティ)」という概念を通じて、人々のつながりや場所との関係、過去と未来を織り交ぜた作品が展示される。

アイルランドハウス展 展示風景
ジョセフ・ウォルシュ Enignum Forma Trinity 2025

 また、ア・ライトハウス・カナタでは、ウォルシュをはじめ、世界で活躍する日本人作家の安田侃と深見陶治、そして独自の抽象表現で世界的に評価されているアイルランド系アメリカ人の画家ショーン・スカリーの新作展「RINN / 輪 Part II『Quadrumvirate 四重奏』」(4月17日〜30日)が開催。スカリーが初めて手がけるテキスタイル作品なども展示される予定であり、期待が高まる展示だ。

ショーン・スカリー&モーン・テキスタイル Translation 2 of drawing SS4412 2025
安田侃 妙夢 2002
深見陶治 天空〈遥〉 2021

 大阪、東京の3か所で同時に展開されるこれらの展覧会は、アイルランドと日本のアートシーンがどのように交差し、融合していくのかを実感できる貴重な機会となるだろう。ぜひ、それぞれの会場に足を運んで楽しんでほしい。

編集部

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