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ロンドンの夜を彩ったカルト・アイコン。テート・モダンで異色の表現者、リー・バウリーの人生に迫る

1980年代から90年代初頭にかけてロンドンのナイトシーンを席巻したカルチャー・アイコンであり、ルシアン・フロイドに愛されモデルを繰り返し務めたことでも知られるリー・バウリー(1961〜1994)。その大回顧展「リー・バウリー!」がテート・モダンでスタートした。会期は8月31日まで。

文=坂本みゆき

デイブ・スウィンデルズ Limelight: Leigh Bowery 1987 © Dave Swindells

自らの身体を使った独自の表現を確立

 リー・バウリーは1961年オーストラリア、メルボルン郊外の町サンシャインで生まれ育った。文化的刺激が十分にない暮らしに飽き飽きしたバウリーはメルボルンの大学でファッションデザイン・コースに1年だけ在籍したのち、パンクやニューロマンチックシーンに魅せられて1980年にロンドンに移住する。当初はファッション・デザイナーとして自身のコレクションを発表し、その後はアーティスト、パフォーマー、クラブキッド、モデル、TVプレゼンターなど、ジャンルを問わない活動を繰り広げた。既存のルールの限界に挑むべく、奇抜なメイクアップや服装、ときには全裸で、人々の感性を刺激してパフォーミング・アートの新しい形態を探求し続けた人物だ。

ファーガス・グリア Leigh Bowery Session 1 Look 2 1988
© Fergus Greer. Courtesy The Michael Hoppen Gallery

多角的に異文化を吸収し、ときには挑発的な表現も

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