日本科学未来館、新常設展を4月に公開。量子コンピュータと宇宙研究の最前線がテーマ【2/2ページ】

 もうひとつの展示「未読の宇宙」は、研究者たちがどのように宇宙を理解しようとしているのかを提示するもの。巨大な観測・実験装置を駆使して行われる宇宙の研究が、来場者にその壮大さと緻密さを実感させる。また、いくつかのデータを組み合わせて複合的に宇宙を理解する「マルチメッセンジャー天文学」を紹介し、音と映像によって展示空間全体が囲まれることで、観客はリアルな宇宙の姿を感じることができるだろう。

「未読の宇宙」の外観イメージ

 「未読の宇宙」の展示では、ニュートリノ観測や重力波の観測、目に見えない光による宇宙観測、粒子加速器実験など、最先端の天文学や素粒子物理学の知識に触れることができる。また、AIを使った対話型展示も行われ、来場者は宇宙に関する質問をAIキャラクターたちに投げかけることが可能。このインタラクティブな体験は、参加者にとって学びの楽しさを一層引き立てるだろう。

「未読の宇宙」の展示空間イメージ

編集部

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