蔦屋重三郎と浮世絵の歴史を特集。千葉市美術館で「江戸の名プロデューサー 蔦屋重三郎と浮世絵のキセキ」が開催
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 千葉市美術館の開館30周年を記念する本展では、浮世絵の始祖で房州出身の菱川師宣にはじまり、多色摺の錦絵を創始した鈴木春信喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、渓斎英泉、歌川広重にいたるまでの浮世絵の歴史をたどる。また、蔦屋が生まれた時代から華やかな黄金期の浮世絵への展開、そして「世界の Ukiyo-e」へと進化していくさまも紹介される。

葛飾北斎 冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏 1831-33(天保2-4年)頃 千葉市美術館蔵
歌川広重 名所江戸百景 亀戸天神境内 1856(安政3年) 千葉市美術館蔵

 さらに、特別出品として、近年発見された喜多川歌麿による肉筆画《祭りのあと》(天明期、個人蔵、アンリ・ヴェヴェール旧蔵)が初公開される。肉筆画の少ない歌麿のなかでも、天明期のものはさらに珍しく、貴重なものとなる。

編集部

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