SOMPO美術館で「大正イマジュリィ」に着目した展覧会が開催【3/3ページ】

 続いて2つ目の「さまざまな意匠(イマジュリィ)」では、当時の勢いを増す出版界において、匿名の作者の作品を含む文や絵、装幀や挿絵といった作品をテーマ別に取り上げる。大正時代に広まったフランスの哲学者アンリ・ベルクソンによる思想を発端に、個々の創造性が重んじられた当時の作品に見られる意匠を、浮世絵の再生、次世代のための童画、妖気漂う耽美な怪奇美、東京や京都をはじめとした都市の商業デザインなどの切り口で、多面的に「大正イマジュリィ」を深堀する展示構成となる。

小村雪岱・見返/遅塚麗水・著  『東京大観』  1916 有文堂書店 個人蔵
水島爾保布・挿画/谷崎潤一郎・著  『人魚の嘆き・魔術師』 1919 春陽堂 個人蔵

 なお本展開催にあたってギャラリートークなどの関連イベントも実施される。

編集部

Exhibition Ranking

見附正康

2025.05.23 - 07.05
ARTRO
京都

木梨銀士「Flux」

2023.02.02 - 02.17
GALLERY HAYASHI + ART BRIDGE
丸の内 - 銀座|東京

非常の常

2025.06.27 - 10.04
国立国際美術館
大阪

Dressing Up: Pushpamala N

2025.06.26 - 08.16
シャネル・ネクサス・ホール
丸の内 - 銀座|東京