続いて2つ目の「さまざまな意匠(イマジュリィ)」では、当時の勢いを増す出版界において、匿名の作者の作品を含む文や絵、装幀や挿絵といった作品をテーマ別に取り上げる。大正時代に広まったフランスの哲学者アンリ・ベルクソンによる思想を発端に、個々の創造性が重んじられた当時の作品に見られる意匠を、浮世絵の再生、次世代のための童画、妖気漂う耽美な怪奇美、東京や京都をはじめとした都市の商業デザインなどの切り口で、多面的に「大正イマジュリィ」を深堀する展示構成となる。


なお本展開催にあたってギャラリートークなどの関連イベントも実施される。