現在、CEOのエレーヌ・プリ=デュケンとクリエイティブディレクターのクレール・ショワンヌという二人の女性リーダーがメゾンを率いるブシュロンは、コレクションコンセプトやアーティスト研修機会の創出、各国のブティックでの現代アートコレクションの展示などを通じ、アートの未来を支えていく姿勢を示している。新しく始まった「Her Art Prize」の審査員でもあるブシュロン CEOのエレーヌ・プリ=デュケンは、とりわけ女性アーティストにフォーカスしたこの賞について次のようなコメントを寄せている。
「女性リーダーとして、またアートを愛する者としてこのプロジェクトには、特別な思いがあります。次世代の才能ある女性たちを支援しながら、私たちの創造性と革新へのコミットメントを示すひとつの形でもあります。そして、これは継承していくべき価値あるものであると捉えています。より多くの女性が壁を乗り越えることで、未来の世代にとって、その壁は次第に消えていくはずです」。
なおカディロワにはブシュロンより3万ユーロの賞金が授与。また、マリ・クレールとアート・パリによるプロモーションキャンペーンを通じ、フランス国内外でその活動が広く紹介される予定だ。