また、ダニエラ・ルクセンブルク・コレクションからは「Im Spazio(イン・スパツィオ)」と題した15点の選抜作品が登場。戦後イタリアとアメリカの前衛を象徴するこのグループの中心を成すのが、ルーチョ・フォンタナによる《Concetto spaziale, La Fine di Dio(空間概念・神の終焉)》(1963)で、推定価格は1200万〜1800万ドル(約18億〜26億円)。

加えて、SFMOMA所蔵のフランク・ステラによる《Adelante》(1964/推定1000万〜1500万ドル、約15億〜22億円)、エド・ルシェ(推定700万〜1000万ドル、約10億〜15億円)、ロバート・ラウシェンバーグ(推定800万〜1200万ドル、約12億〜18億円)らの作品、そしてマイケル・アーミテージやダニエル・マッキニーといった注目の現代アーティストによる作品もラインナップされている。


モダンおよびコンテンポラリー・アート・オークションのすべての出品作品は、5月15日までサザビーズ・ニューヨーク本社にて一般公開中。なお、これらのオークションとは別に、「サンダース・コレクション」と題されたオールド・マスターの特別セールも5月21日に開催予定だ。57点からなる同コレクションは総額7800万〜1億1400万ドル(約114億〜166億円)と見込まれている。