ダンスカンパニー「DAZZLE」による新作常設イマーシブエクスペリエンス「Anemoia Tokyo」。アートとダンスの化学反応による新感覚の体験を

ダンスカンパニー「DAZZLE」による、日本初のノンバーバル常設イマーシブエクスペリエンス「Anemoia Tokyo(アネモイア トウキョウ)」。舞台美術にアート作品を用いる試みによって、アート作品とダンスの化学反応から起きる新感覚の体験を味わうことができる。

 「DAZZLE」は日本におけるイマーシブシアターの先駆者的存在として、2017年から毎年国内各所で様々な規模の公演を行なっている。

 「イマーシブシアター」とは、「観客が座り、舞台上の演者を鑑賞する」という従来の演劇の考え方を一新し、「観客が実際に物語の中に入り込む体験型の演劇」としてロンドンやニューヨークから始まったもの。DAZZLEは、そんなイマーシブシアターの日本初の常設型シアターを2021年6月にオープンし、10ヶ月間(全877公演)毎日公演を行ったことでも注目を集めた。そのほかにも河川を利用した船上でのクルージングイマーシブシアターを制作するなど、あらゆる形での上演に挑戦し続けている。

 今回、常設型の4作目となる「Anemoia Tokyo」では、初めての試みとして、クリエイティブスタジオ Whatever Co. のプロデュースのもと、主にメディアアートの分野で活動する複数のアーティストとコラボレーションを行っている。

 参加作家は、exonemo、後藤 映則、尾潟 糧天、國本 怜、ryo kishi、KAITO SAKUMA、creative label nor、礫 –TSUBUTE–、ゆきあかりの全9組。

左から、Whatever板垣、 福地、DAZZLE 長谷川、飯塚
参加作家作品
exonemo Bode Paint[DAZZLE edition] 2024

編集部

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