「第18回shiseido art egg」展(資生堂ギャラリー)レポート。第2期はすずえり個展「Any girl can be glamorous」

資生堂ギャラリーで「第18回 shiseido art egg」展が開催中。この公募プログラムに入選した大東忍、すずえり、平田尚也の3名のうち、第2期となるすずえりの個展がスタートした。

文・撮影=三澤麦(ウェブ版「美術手帖」編集部)

展示風景より

 東京・銀座の資生堂ギャラリーで「第18回 shiseido art egg」展が開催中。この公募プログラムに入選した大東忍、すずえり(鈴木英倫子)、平田尚也の3名のうち、第2期のすずえりによる個展「Any girl can be glamorous」がスタートした。会期は5月18日まで。

 すずえりは、ピアノや自作の電子回路などを連動させた装置を用いてインスタレーションや即興演奏を手がけ、音やそれを媒介する通信技術の表象に物語性を見出そうとする作家だ。同展では、Wi-FiやGPSといった現代の通信技術の基礎を生み出した発明家でハリウッド女優のヘディ・ラマー(1914〜2000)の生涯にフォーカス。「通信」というテーマを通じて、社会の在り方や女性の生き方について考えるものとなる。

展示風景より、《メルクリウス - ヘディ・ラマーの場合》(2022-)

編集部

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