「HERALBONY Art Prize 2025 Exhibition」が東京・丸の内で開催へ。アートと社会の新たな接点【3/3ページ】

 審査員のひとりであり、サンフランシスコのアート団体Creativity Exploredのディレクターであるハリエット・サーモンも、「障害の有無にかかわらず、すべての作家を“同じ土俵”で評価する姿勢が非常に重要」とコメント。「観る者が、その作家の人生背景を知ることを選べる自由もまた、この賞の寛容さを象徴している」と述べた。

展示風景より

 また、ドイツのEUWARDを運営するクラウス・メッヘラインは、「アートは社会から切り離された特別なものではなく、暮らしのなかに自然と存在しうるもの。HERALBONY Art Prizeのような賞が、日常にアートが溶け込む風景をつくっている」と語り、現代におけるアートの再定義の重要性を強調した。

 作品の鑑賞にとどまらず、社会のなかでアートがどのように共存し実装されていくか、その可能性を体感できるHERALBONY Art Prize。アートを通じて社会の多様性を再認識し、新たな表現と価値のあり方に触れる展覧会として、注目を集めそうだ。

展示風景より
展示風景より

2025年5月30日追記:一部の内容に誤りがあり、お詫びして訂正いたします。

Exhibition Ranking

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2025.05.23 - 07.05
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木梨銀士「Flux」

2023.02.02 - 02.17
GALLERY HAYASHI + ART BRIDGE
丸の内 - 銀座|東京

非常の常

2025.06.27 - 10.04
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Dressing Up: Pushpamala N

2025.06.26 - 08.16
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