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今週末に見たい展覧会ベスト8。松山智一、ロバート・キャパ、KYOTOGRAPHIEに尾形光琳まで【2/4ページ】

「今村遼佑×光島貴之 感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト 〈感覚の点P〉展」(東京都渋谷公園通りギャラリー

展示風景より

  東京都渋谷公園通りギャラリーで、「今村遼佑×光島貴之 感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト 〈感覚の点P〉展」が開催される。会期は2月15日〜5月11日。会場レポートはこちら

 本展タイトルの「感覚の点P」とは、数学の問題に用いられる「任意の点P」を「ある人が持つ独自の感覚」になぞらえたもので、ひとりひとり異なる感覚を通して、多様な世界の在り方にふれてみることを試みることを表している。

 目の見える今村遼佑と全盲の光島貴之、ふたりのアーティストによるリサーチは2022年に石庭を眺めることから始まり、見える人もしくは見えない人のように、二項対立構造的な説明では表現できない複雑さをもってきた。その内容は、野外彫刻や森の木にふれる、点訳本(点字図書)について考察する、光島の感覚をたどりながら近所を歩く、スルーネットピンポン(誰もが同じルールでプレーできるバリアフリースポーツ)をするなど、多岐に渡る。本展では、10件を超えるリサーチの記録を一堂に展示・報告している。

会期:2025年2月15日〜5月11日
会場:東京都渋谷公園通りギャラリー
住所:東京都渋谷区神南1-19-8
開館時間:11:00〜19:00
料金:無料

「ロバート・キャパ 戦争」(東京都写真美術館

 東京・恵比寿の東京都写真美術館で20世紀を代表する写真家のひとり、ロバート・キャパの写真を紹介する「ロバート・キャパ 戦争」が5月11日まで開催されている。会場レポートはこちら

 20世紀が生んだ偉大な写真家のひとり、ロバート・キャパは「カメラの詩人」と言われ、またすぐれた「時代の証言者」でもあった。1930年代ヨーロッパの政治的混乱、スペイン内戦でドイツ・イタリアのファシスト政権に支援されたフランコ将軍の反乱軍によって次第に圧倒されて敗北する共和国政府軍、日本軍による中国の漢口爆撃、第二次世界大戦で連合軍の対ドイツ反攻作戦の始まる北アフリカから、イタリア戦線、ノルマンディー上陸作戦などの戦闘現場に立ち会い、命がけの取材写真は眼に見える確かな記録を残した。

 本展では、東京富士美術館が所蔵するキャパの約1000点のコレクション・プリントから、「戦争」に焦点を当てた作品約140点を厳選して展示している。

会期:2025年3月15日~5月11日
会場:東京都写真美術館
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
電話:03-3280-0099
開館時間:10:00~18:00(木金〜20:00)※入館は閉館の30分前まで
観覧料:一般 1200円 / 学生、65歳以上 1000円 / 高校生 800円 / 中学生以下無料

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