晩年の土門は日本中の寺院を撮り歩く『古寺巡礼』シリーズを展開したが、東松はその後、琉球弧やアフガニスタンへも撮影のフィールドを広げ、沖縄や長崎への移住も経験するなど、自身の活動を拡張していった。

本展は、戦争や原爆をはじめとする日本の社会状況を見つめながら、写真界に大きな足跡を残した両者の作品を展覧する初の二人展となる。戦後80年という節目に、20世紀の写真がたどってきた道程を振り返るとともに、写真を通していまなお世界中で止まない戦火について考え、語りつぐ機会となることを目指す。

晩年の土門は日本中の寺院を撮り歩く『古寺巡礼』シリーズを展開したが、東松はその後、琉球弧やアフガニスタンへも撮影のフィールドを広げ、沖縄や長崎への移住も経験するなど、自身の活動を拡張していった。
本展は、戦争や原爆をはじめとする日本の社会状況を見つめながら、写真界に大きな足跡を残した両者の作品を展覧する初の二人展となる。戦後80年という節目に、20世紀の写真がたどってきた道程を振り返るとともに、写真を通していまなお世界中で止まない戦火について考え、語りつぐ機会となることを目指す。