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「被爆80年企画展 ヒロシマ1945」(東京都写真美術館)開幕レポート。広島原爆の惨禍を伝えようとした人々の矜持

東京都写真美術館で広島市民や報道機関のカメラマン、写真家の手による広島原爆の被害をとらえた写真約160点と映像2点を公開する展覧会「被爆80年企画展 ヒロシマ1945」が開幕した。会期は8月17日まで。

文・撮影=安原真広(ウェブ版「美術手帖」副編集長)

展示風景より、左が山田精三、右が深田敏夫撮影のきのこ雲(8月6日)

 東京都写真美術館で広島原爆の被害をとらえた写真や映像を公開する展覧会「被爆80年企画展 ヒロシマ1945」が開幕した。会期は8月17日まで。

 第2次世界大戦末期の1945年8月6日午前8時15分、米軍がB29爆撃機「エノラ・ゲイ」から人類史上初めて、都市の上空に原子爆弾を投下。広島の市街地は壊滅的な被害を受けた。本展では、広島市民や報道機関のカメラマン、写真家の手による広島原爆写真約160点と映像2点を公開。資料の所蔵や保存・活用に携わってきた報道機関が連携し、原爆写真と映像の展覧会を主催するのは初の試みとなった。

展示風景より、新見達郎による相生橋上から前に向かっての3枚パノラマ写真(1945、9月11日ごろ)
会場エントランス

 展示は、2023年に報道機関と広島市が共同で国連教育科学文化機関(ユネスコ)「世界の記憶」に国際登録を申請した「広島原爆の視覚的資料―1945年の写真と映像」(写真1532点、映像2点)をもとに、3章と映像展示により構成されている。

編集部

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