国際芸術祭「あいち2025」、プログラム全体概要を発表【4/4ページ】

学びの場を広げるラーニングプログラム

 ラーニング部門では、誰もが参加できる芸術祭を目指し、来場者が自由に立ち寄れる「ラーニングセンター」を愛知芸術文化センターおよび瀬戸市内に設置。展示情報の提供や休憩スペースとして機能するほか、ボランティアの拠点ともなる。

愛知芸術文化センター

 ボランティアプログラムでは、会場運営サポートや対話型鑑賞ツアーに加え、新たに「ラーニングボランティア」枠を設け、参加者が主体的に学び合える場を提供。また、ベビーカーツアーや筆談ツアーなど、アクセシビリティに配慮した企画も継続する。

 加えて、会期前から展開する「ラーニング・ランニング」では、レクチャーやワークショップを通じて、ラーニングそのものを考える試みも行われる予定だ。

瀬戸市

「地域と世界」「記憶と未来」をつなぐ芸術祭へ

 今回の「あいち2025」は、テーマである「灰と薔薇のあいまに」のもと、過去の記憶と未来への希望を交錯させ、ローカルとグローバルの架け橋となるような多様なプログラムが展開される。

 芸術監督のフール・アル・カシミは「歴史、自然、社会をめぐる問いに多層的に応える芸術祭にしたい」と述べており、ジャンルを横断し、広域にわたる展示・公演を通して、芸術の新たな可能性を愛知から発信していくことを目指す。

編集部

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