資本主義と時間の関係を見つめる。京都の瑞雲庵で「スピードの物語」展が開催へ【4/4ページ】

 そのほかにも、カワニシユウキは記憶と物質の関係に着目した作品を、トモトシは都市空間の変容をテーマにした映像作品を展開しており、津田道子は視覚と動作によって不可視の存在を示唆する作品を、八島良子は戦争や被爆体験を元にした強いメッセージ性を持つ作品を発表している。

カワニシユウキ Untitled: Log of the Day 2022-25
Image courtesy of the artist
トモトシ If I Move Me 2020 Image courtesy of the artist

 本展は、参加作家たちが現代社会の問題とどのように向き合い、表現しているのかを示すとともに、アートが持つ回復の力や対話の可能性を強調する場である。アートと社会が交わる新たな視点を提供し、観客に深い思索を促すことだろう。

津田道子 So Far, Not Far 2023 Image courtesy of the artist and TARO NASU © Yuji Oku
八島良子 Memento Momo 2019-21
「アートベース百島」(広島、2023)の展示風景より Image courtesy of the artist

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