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「鷹野隆大 カスババ ―この日常を生きのびるために」(東京都写真美術館)開幕レポート。何でもない場所に向かってシャッターを切り続ける【3/5ページ】

 1枚1枚の写真を連続して配置することで、動的な流れを見せる作品群も目を引く。「CVD19」シリーズでは、ゴム手袋を装着した手と手が写し出されており、コロナ禍という非日常において「触れあう」という行為をとらえた、時代性の強い作品だ。

展示風景より
展示風景より

 また、「立ち上がれキクオ」シリーズは、疾患による身体の不自由からすぐに立ち上がることが難しいというキクオさんの姿を写している。連続した3枚の写真から、ゆったりと立ち上がる様子を想像することができ、なんとなく微笑ましさも感じられる。「キクオさんの飾らない、ありのままの姿を写すことは、写真を通じてわからなさと向きあう『カスババ』シリーズと呼応している部分がある」と遠藤学芸員は付け加える。

展示風景より

編集部

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