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「モネ 睡蓮のとき」(京都市京セラ美術館)開幕レポート。視力を失いつつあった晩年の制作に迫る【2/4ページ】

 続く第2章は、「水と花々の装飾」。室内装飾のための絵画を含む、装飾芸術が隆盛を迎えた19世紀末のフランス。モネも例外ではなく、1870年代の印象派時代より本格的に装飾画を手がけてきた。1909年の「水の風景連作」展以降、のちに白内障と診断される視覚障害の兆候や最愛の妻の死などといった不幸が続き、モネの画業には一時の空白期間が生まれたが、1914年に創作意欲を取り戻すと、装飾画の制作に精力的に取り組むようになる。アイリスや藤、キスゲ、アガバンサスなどの花々を描いた作品が並ぶこの章は、モネの大の園芸愛好家でもあった側面が際立つ展示となっている。

第2章の展示風景より、《黄色いアイリス》(1924-25頃、マルモッタン・モネ美術館蔵)
第2章の展示風景より、左から《アガバンサス》(1914-17頃)、《睡蓮》(1914-17頃、いずれもマルモッタン・モネ美術館蔵)
第2章の展示風景より

編集部

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