レティシア・キイ「LOVE & JUSTICE」(ASPHODEL)
祇園にあるASPHODELで展示を行うのは、自己愛、文化的アイデンティティ、エンパワーメントをテーマに活動するアーティスト、アクティビスト、起業家のレティシア・キイ。
自身の髪の毛を用いて表現されるユニークなポートレイト。植民地化以前の西アフリカの女性たちの髪型を知ったことから始まったこの取り組みによって、髪の毛に悩むアフリカの女性たちをエンパワーメントするとともに、女性の権利擁護にも取り組んでいる。

今回の展示では、コートジボワールの日常生活やアフリカの伝統的な髪型を再現した作品に加え、女性が晒される様々な構造的暴力をテーマにした作品群、そしてキイが「女性にとって非常に重要な側面である」と語る、自己を愛することをテーマにした作品群が3フロアにわたって展開されている。


なお、キイはKYOTOGRAPHIEのアフリカンレジデンシープログラムで京都に2週間滞在し制作した作品を、出町桝形商店街とDELTA/KYOTOGRAPHIE Permanent Spaceにて発表。ASPHODELの作品群とは異なり、日本の風景や文化とキイの世界観を髪の毛で融合させたユニークな作品を、商店街の雰囲気とともに楽しみたい。

