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大阪・関西万博 フランス館はなぜロダンの彫刻を展示するのか?【3/4ページ】

 ディオールの展示は、大きな話題を呼んだ「クリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ」展(東京都現代美術館)を思わせる空間となっている。

ディオールの展示
Photo by Victor Marvillet

 ディオールのエレガンスを象徴するタイムレスな「バー」スーツがブルー、ホワイト、レッドという3つのバリエーションで展示され、クリスチャン・ディオールがデザインした伝説的なトリコロールカラーの「アンフォラ ボトル」と呼応する。

「バー」スーツ
Photo by Victor Marvillet

 この空間をもっとも象徴する約400点もの白いトワルは、3Dプリントで再解釈されたディオールのアイコニックなフレグランスボトルとともに、インスタレーションの中心となっている。

ディオールの展示
Photo by Victor Marvillet

 「クリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ」展でメインビジュアルを手がけた高木由利子による写真作品も空間をより魅力的なものにしていると言えるだろう。このほか、デザイナー・吉岡徳仁によるメダリオンチェアや、 “LADY DIOR AS SEEN BY”プロジェクトのために建築家・妹島和世が昨年手がけた「レディ ディオール」が空間を彩る。 

 この展示空間でもロダンの作品を見ることができる。石膏によってつくられた《ふたつの左手(ハンズ No.2)》(1900-1910)は、ディオールと日本の深いつながり、そして両者の手仕事を讃えるようだ。

ディオールの展示
Photo by Victor Marvillet
展示風景より、オーギュスト・ロダン《ふたつの左手(ハンズ No.2)》(1900-1910)
撮影=筆者

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