• HOME
  • MAGAZINE
  • NEWS
  • REPORT
  • 大阪・関西万博 フランス館はなぜロダンの彫刻を展示するのか?

大阪・関西万博 フランス館はなぜロダンの彫刻を展示するのか?【4/4ページ】

 ルイ•ヴィトンとディオールの部屋のみならず、ロダンの彫刻はフランス館の随所に展示されている。フランス館の展示部分をディレクションしたジャスティーヌ・エマールはこの意図について、「フランス館での展示の依頼を受けたとき、GSMプロジェクトとともに、体験を導くパターンとしての『手のアイデア』を提案しました」と語る。

「手は人間の最初の道具であり、職人技とノウハウの象徴。また、人間と自然との関係を通して人間同士をつなぐものでもあります。ロダンの作品はどれも、『創造する手』『形づくる手』といったコンセプトのもと、新しい「サヴォアフェール」を紹介する役割を担っており、リフレインのように様々な部屋に展示されているのです」。

 ロダンの手の彫刻は、日仏を結ぶ象徴的存在のようでもあり、旅人を導く道標のようでもある。巨大なパビリオン全体をひとつの旅路として、巡ってみてはいかがだろうか。

展示風景より、オーギュスト・ロダン《ピエールとジャック・ド・ウィサン、左手》(1865-66)
Photo bu Justine Emard
展示風景より、オーギュスト・ロダン《左手と右手のアッサンブラージュ》(1900頃)
Photo bu Justine Emard
フランス館の最後を飾るセクション。日本とフランスの絆などが表現されている
(C)Justine Emard •ADAGP Paris, Studios GSM Project
Photo by Julien Lanoo

Exhibition Ranking

見附正康

2025.05.23 - 07.05
ARTRO
京都

木梨銀士「Flux」

2023.02.02 - 02.17
GALLERY HAYASHI + ART BRIDGE
丸の内 - 銀座|東京

非常の常

2025.06.27 - 10.04
国立国際美術館
大阪

Dressing Up: Pushpamala N

2025.06.26 - 08.16
シャネル・ネクサス・ホール
丸の内 - 銀座|東京