本館展示室には名刀がずらり
第二部は、徳川美術館の本館展示室にて「刀剣」をメインに展示。ここでは、4つの視点から尾張家にまつわる刀剣を紹介している。



前期展のうち、とくに注目されるのは徳川美術館と足利市が合同で企画した《本作長義》と《山姥切国広》の同時公開だろう。この2振といえば、本歌である本作長義と写しである山姥切国広の双方が現存し、ともに重要文化財に指定されている唯一の事例であるが、これまで並べて公開される機会はほとんどなかったという。「伯仲燦然」と銘打ち、この2振を比較しながら鑑賞できるのは名古屋史上初。昨今の刀剣ブームを牽引してきた「刀剣乱舞ONLINE」のストーリーも相まって、刀剣ファンには嬉しい機会となるだろう。
