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「『銀河鉄道999』50周年プロジェクト 松本零士展 創作の旅路」(東京シティビュー)開幕レポート

東京シティビューで、日本を代表するマンガ家・松本零士の没後初となる大型展覧会「『銀河鉄道999』50周年プロジェクト 松本零士展 創作の旅路」がスタートした。会期は9月7日まで。

文・撮影=三澤麦(ウェブ版「美術手帖」編集部) クレジット=©松本零士/零時社

展示風景より

 六本木ヒルズ森タワー52階にある東京シティビューで、『銀河鉄道999』『宇宙海賊キャプテンハーロック』といった数々の名作の生みの親・松本零士(1938〜2023)の没後初となる大型展覧会「『銀河鉄道999』50周年プロジェクト 松本零士展 創作の旅路」がスタートした。会期は9月7日まで。

 松本零士は福岡県久留米市出身。6歳の頃から絵を描き始め、9歳で手塚治虫『新寶島』『月世界紳士』との出会いをきっかけにマンガを描き始める。15歳の時に投稿作『蜜蜂の冒険』が「漫画少年」の第一回漫画新人王で新人王を受賞し商業誌に掲載。独学でその技法を身につけ、1957年「少女」掲載の『黒い花びら』にて本格的なマンガ家デビューとなった。70年代にはアニメーション作品に関わることも増え、SFマンガ・アニメブームの火付け役としても知られている。マンガ執筆のほかにも数多くの団体で要職に就き、マンガ家の地位向上や宇宙・科学をテーマとした青少年教育活動にも精力的に取り組んだ。

 本展は、タイトルにもあるように『銀河鉄道999』の誕生50周年を記念し開催されるもの。会場は松本の創作の旅路をたどる3つのゾーンで構成されており、デビュー前の作品から代表作の数々に至る300点以上の直筆原画をはじめ、初公開となる貴重な資料が一堂に展示されている。

編集部

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