90年代よりグラフィティ・ライターとして活動をしてきたCOOKは東ゲートゾーンの休憩所の壁面に壁画《WORLD EXPO 2025》を描いた。万博をコンセプトに「世界中の人が仲良く平和に生きられるように」という願いを作品化。虹はSDGsを、たくさんの花は多彩な国々を表現したという。

「書」の可能性を拡張してきたハシグチリンタロウは、食堂やコンビニが入っている「ウォータープラザマーケットプレイス東」に、アルミ樹脂複合板による壁画《anima harmonizer》を設置。作品名は「たましいを調和し、奏でる者」という意味を込めた造語であり、生命体のような文字でエネルギーを表現した。

東洋哲学にもとづき、表現を通じて本質や普遍を問いかける美術家・ミヤケマイは、万博会場の中心にある「静けさの森」の服部大祐+新森雄大による休憩所で作品《水心》を展開。波を彷彿とさせるデザインのこの休憩所に、ガラス素材によるモザイクでタコをはじめとしたモチーフをあしらい、静けさのなかにある豊かさが表現された。

