大阪・関西万博で見るべき13組のパブリック・アート【2/5ページ】

 90年代よりグラフィティ・ライターとして活動をしてきたCOOKは東ゲートゾーンの休憩所の壁面に壁画《WORLD EXPO 2025》を描いた。万博をコンセプトに「世界中の人が仲良く平和に生きられるように」という願いを作品化。虹はSDGsを、たくさんの花は多彩な国々を表現したという。

会場風景より、COOK《WORLD EXPO 2025》(2025)

 「書」の可能性を拡張してきたハシグチリンタロウは、食堂やコンビニが入っている「ウォータープラザマーケットプレイス東」に、アルミ樹脂複合板による壁画《anima harmonizer》を設置。作品名は「たましいを調和し、奏でる者」という意味を込めた造語であり、生命体のような文字でエネルギーを表現した。

会場風景より、ハシグチリンタロウ《anima harmonizer》(2025)

 東洋哲学にもとづき、表現を通じて本質や普遍を問いかける美術家・ミヤケマイは、万博会場の中心にある「静けさの森」の服部大祐+新森雄大による休憩所で作品《水心》を展開。波を彷彿とさせるデザインのこの休憩所に、ガラス素材によるモザイクでタコをはじめとしたモチーフをあしらい、静けさのなかにある豊かさが表現された。

会場風景より、ミヤケマイ《水心》(2025)
会場風景より、ミヤケマイと《水心》(2025)

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木梨銀士「Flux」

2023.02.02 - 02.17
GALLERY HAYASHI + ART BRIDGE
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非常の常

2025.06.27 - 10.04
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Dressing Up: Pushpamala N

2025.06.26 - 08.16
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