大阪・関西万博で見るべき13組のパブリック・アート【4/5ページ】

 身の回りの事物をコラージュ的に組み合わせる金氏徹平は西ゲート近くのう通路上に《Hard Boiled Daydream(Sculpture/Spook/Osaka)》を展示。マンガやイラストに使われるモチーフを巨大化させ立体作品とすることで、虚構と現実の領域をかき乱す作品だ。

会場風景より、《Hard Boiled Daydream(Sculpture/Spook/Osaka)》(2021-25)

 21世紀における和柄を提案するBAKIBAKIは、西ゲート付近で壁画《希望の系譜》を描いた。歌川国芳《讃岐院眷属をして為朝をすくふ図》を元絵に、大衆芸術へのリスペクトを示した。

会場風景より、BAKIBAKI《希望の系譜》(2025)

 石を磨くパフォーマンスを世界中で展開してきた冨長敦也は、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニアの五大陸から掘り出された石を使用して《ラブストーンプロジェクトEXPO2025》を展開。会期中、冨長はこれらの石をヤスリで磨き続け、鏡面のように仕上げていくという。この石を磨く行為によって、世界の人々が力を合わせ平和な未来の輝きを創出することを目指す。

会場風景より、冨長敦也《ラブストーンプロジェクトEXPO2025》(2025)
冨長敦也による《ラブストーンプロジェクトEXPO2025》(2025)

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