「KYOTOGRAPHIE 2025」の注目作家をチェック【3/6ページ】

 マーティン・パーは1952年にイギリスに生まれ、94年にはマグナム・フォトに所属。鮮烈な色彩や難解な構図を用いた個性的な視覚芸術が特徴であり、世界の様々な文化を研究しながら、レジャー、消費、コミュニケーションといったテーマを辛辣な皮肉とともに長年探求している。

 今回の展示では、近年世界中で問題視されている「マスツーリズム」(オーバーツーリズム)をテーマに、世界中で撮影してきたユーモアあふれる作品や開催直前に京都で撮影される新作を同時に発表。また、巨大なトラックを活用した移動式の展示方法も模索中だという。

マーティン・パー Athens, Acropolis, Greece, 1991 © Martin Parr/Magnum Photos

 インド出身でバンガロールを拠点とするプシュパマラ・Nは、様々な役柄に扮して示唆に富んだ物語をつくり上げるフォト・パフォーマンスやステージド・フォトを創作。その活動を通じて、女性像の構築や国民国家の枠組みといったテーマに取り組んでいる。京都文化博物館 別館を舞台とする今展では、近年テート・モダンで展示された「The Arrival of Vasco da Gama」を含む3つのシリーズが展示される予定だ。

編集部

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