今週末に見たい展覧会ベスト11。《美しきシモネッタ》の特別公開から21世紀美術館のジャネット・カーディフまで

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

ボッティチェリ 美しきシモネッタ

もうすぐ閉幕

「ボッティチェリ 美しきシモネッタ」特別公開展(丸紅ギャラリー)

ボッティチェリ 美しきシモネッタ

 丸紅ギャラリーで開催中の「『ボッティチェリ 美しきシモネッタ』特別公開展」が5月24日に閉幕する。

 本展は、東京国立近代美術館で例年開催される「美術館の春まつり」と連携し、丸紅が所蔵する日本で唯一のサンドロ・ボッティチェリのテンペラ画《美しきシモネッタ》を特別公開するもの。2022年に開催された「開館記念展Ⅲ ボッティチェリ特別展《美しきシモネッタ》」に続き、《美しきシモネッタ》の来歴をたどるとともに、ほかのシモネッタの肖像画との比較、本作品の科学鑑定など、様々な角度から作品の魅力を紹介している。

会期:2025年3月18日~5月24日
会場:丸紅ギャラリー
住所:東京都千代田区大手町1-4-2 丸紅ビル3階
開館時間:10:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:日祝
料金:500円

「DESIGN MUSEUM JAPAN展 2025」(国立新美術館

展示風景より

 東京・六本木の国立新美術館で、「DESIGN MUSEUM JAPAN展 2025~集めてつなごう 日本のデザイン~」が5月25日まで開催中だ。

 本展は、日本各地に存在する優れた「デザインの宝」を発掘し、クリエイターの視点でひも解くことでその魅力を可視化。そしてネットワーク化を試みるものだ。この企画は2021年頃から国内外の各施設で開催されており、展覧会として国立新美術館で開催されるのは3回目となる。会場レポートはこちら

会期:2025年5月15日~25日
会場:国立新美術館 3階 展示室3B 
住所:東京都港区六本木7-22-2 
電話番号:050-5541-8600 (ハローダイヤル) 
開館時間:10:00~18:00 ※入場は閉館の30分前まで 
休館日:5月20日 
料金:無料

「Hibiya Art Park 2025 –訪れるたび、アートと出会う1ヶ月–」(日比谷公園内)

維新派 屋台村&上映会 トワイライト にれのき広場付近

 東京都主催のアートイベント「Hibiya Art Park 2025 -訪れるたび、アートと出会う1ヶ月‐」が5月25日に閉幕する。

 東京都は、四季折々の花と光の演出によって公園の新たな楽しみ方を提案する「花と光のムーブメント」企画を実施中。昨年、大巻伸嗣、永山祐子、細井美裕が参加するアートイベント「Playground Becomes Dark Slowly」が日比谷公園で開催され、大きな話題を集めた。

 今年は、インスタレーションを中心とした第1期「Transformed Composition -組み合わせと見立てで遊ぶ-」(4月25日〜5月11日)と、パフォーミングアーツに焦点を当てた第2期「“Play”ing Catch -集まり方の練習- 」(5月17日〜25日)という2会期にわけて開催。現在開催中の第2会期では、維新派 屋台村&上映会『透視図』・『トワイライト』、上田久美子+miu+川村美紀子『呼吸にまつわるトレーニングプール -皇居のお堀編- 』、小泉明郎『火を運ぶプロメテウス』、小山田徹『火床』といったプログラムが実施されている。

会期:2025年4月25日〜5月25日
会場:日比谷公園
住所:東京都千代田区日比谷公園1-6

第1期「Transformed Composition 組み合わせと見立てで遊ぶ」
会期:2025年4月25日〜5月11日
第2期「“Play”ing Catch -集まり方の練習- 」
会期:2025年5月17日〜25日

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