今週末に見たい展覧会ベスト16。「ルノワール×セザンヌ」から「ゴッホ・インパクト」まで【6/8ページ】

「開館30周年記念 江戸の名プロデューサー 蔦屋重三郎と浮世絵のキセキ」(千葉市美術館

東洲斎写楽 三代目大谷鬼次の江戸兵衛 1794(寛政6年) 千葉市美術館蔵

 千葉の千葉市美術館で、蔦屋重三郎と浮世絵の歴史を特集する企画展「開館30周年記念 江戸の名プロデューサー 蔦屋重三郎と浮世絵のキセキ」が開幕。会期は7月21日まで。

 蔦屋は吉原に生まれ、江戸の浮世絵を語るうえで欠かせない存在である。放送中のNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」のモデルとしても注目が集まっている。千葉市美術館の開館30周年を記念する本展では、浮世絵の始祖で房州出身の菱川師宣にはじまり、多色摺の錦絵を創始した鈴木春信喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、渓斎英泉、歌川広重にいたるまでの浮世絵の歴史をたどる。また、蔦屋が生まれた時代から華やかな黄金期の浮世絵への展開、そして「世界の Ukiyo-e」へと進化していくさまも紹介されている。

会期:2025年5月30日〜7月21日
会場:千葉市美術館
住所:千葉市中央区中央3-10-8
開館時間:10:00〜18:00(金土〜20:00) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月 ※7月21日は開室
料金:一般 1500円 / 大学生 1000円 / 高校生以下無料 

「被爆80年企画展 ヒロシマ1945」(東京都写真美術館

 東京・恵比寿にある東京都写真美術館で、「被爆80年企画展 ヒロシマ1945」が開幕する。会期は5月31日~8月17日。

 今年は第2次世界大戦末期の1945年、原子爆弾の投下から80年の年である。本展では、広島市民、報道機関のカメラマンや写真家の手による広島原爆写真約160点と映像2点が公開される。資料の保存・活用に携わってきた報道機関が連携し、原爆写真と映像の展覧会を主催する初の試みとなる。なお本展は、2023年に報道機関と広島市が共同で国連教育科学文化機関(ユネスコ)「世界の記憶」に国際登録を申請した「広島原爆の視覚的資料―1945年の写真と映像」(写真1532点、映像2点)を基に構成されている。敗戦直後の混乱や占領期の報道統制に撮影者があらがい、自ら守り抜いた貴重な資料を見る機会となる。

会期:2025年5月31日~8月17日
会場:東京都写真美術館 B1F展示室
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
開館時間:10:00~18:00(木金〜20:00) ※入館は閉館30分前まで
休館日:月 ※祝⽇の場合開館、翌⽇休館
料金:一般 800円 / 65歳以上 500円 / 大学生以下無料

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