今週末に見たい展覧会ベスト16。「ルノワール×セザンヌ」から「ゴッホ・インパクト」まで【8/8ページ】

「ゴッホ・インパクト─生成する情熱」(ポーラ美術館

 神奈川・箱根にあるポーラ美術館で、同館開館以来初となるフィンセント・ファン・ゴッホをテーマとした展覧会「ゴッホ・インパクト─生成する情熱」展が開幕する。会期は5月31日〜11月30日。

  本展は、ゴッホが芸術家たちに与えた影響の歴史を振り返るとともに、現代を生きるわたしたちにとって「ゴッホ」がいかなる価値を持ち得るのかを検証するものとなる。ゴッホの作品の中から、ポーラ美術館が所蔵する、アルル時代の風景画《ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋》(1888)、サン=レミ時代に身近な自然を捉えた《草むら》(1889)、そしてオーヴェール時代の静物画《アザミの花》(1890)などが出品。そのほかゴッホから影響を受けた作家たちの作品も多数出展される。

会期:2025年5月31日〜11月30日
会場:ポーラ美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
開館時間:9:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
料金:大人 2200円 / 大学・高校生 1700円 / 中学生以下無料

直島新美術館開館

直島新美術館のイメージ ©Tadao Ando

 直島に新たな美術館「直島新美術館」が5月31日に開館する。館長はキュレーターの三木あき子。

 同館の建築設計は安藤忠雄によるもので、地上1階、地下2階の3階建て。カフェが併設されており、敷地面積は6018平米、延床面積は3176平米。ロゴデザインは、ベネッセアートサイト直島の主要美術館である地中美術館や豊島美術館のロゴも手掛けてきたグラフィックデザイナーの祖父江慎が担当した。

 開館を記念する展覧会では、日本、中国、韓国、インドネシア、タイ、フィリピンなどアジア地域出身の11組による、この場所にあわせて構想された新作や代表作が展開される。参加作家は、会田誠、マルタ・アティエンサ、蔡國強、Chim↑Pom from Smappa!Group、ヘリ・ドノ、インディゲリラ、村上隆、N・S・ハルシャ、サニタス・プラディッタスニー、ソ・ドホ、パナパン・ヨドマニー。

会期:2025年5月31日〜
会場:直島新美術館
住所:⾹川県⾹川郡直島町 3299-73 
開館時間:10:00〜16:30 ※⼊館は閉館の30分前まで
休館日:⽉(祝⽇の場合開館、翌⽇休館) ※不定休あり
料金:[オンライン]1500円 / [窓⼝購⼊]1700円 / 15歳以下無料

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