「ART OSAKA 2025」が開催。梅津元キュレーションの映像プログラムも【2/5ページ】

 今年は2024年に代官山に新スペースをオープンしたAISHOが初出展。日本の「神仏習合」や国内外の寺院からインスピレーションを得て「架空の古代の人工物」を制作する大阪在住の小池一馬や、大型のキャンバスにねじれた人物が絡み合うさまを鮮やかな色彩で描くハンガリー在住のアコーシュ・エゼルなどを紹介。

アコーシュ・エゼル Crossroads 2022 キャンバスに油彩 Courtesy of AISHO

 2018年より神宮前で活動しているEUKARYOTEは、従来の美術というジャンルを超えた多様な作家を紹介。今回は、独特の視覚効果を伴う風景を描き没入感を誘う菊池遼や、キャンバスに塗り広げた絵の具を剥がすという大胆な手法を取り入れる品川はるななどを取り上げる。

菊池遼 void #166 2024 パネルにアクリル、油彩 Courtesy of EUKARYOTE
品川はるな Peel off the paint “No.346” 2024 キャンバスにアクリル Courtesy of EUKARYOTE

 ほかにも関西を拠点に若手作家を紹介し続けている京都のCOHJUからは、自身の幼少期の記憶や体験、神話を織り交ぜ、不確かでありながらも懐しさを呼び起こす独自の世界観を描く白石効栽、作家の記憶のなかにある民藝のモチーフを引用しながら絵画と工芸の関係性の探る長沢楓などが出展。

白石効栽 晩餐を想起させる静物 2024 キャンバスに油彩 2024 Courtesy of COHJU
長沢楓 花鳥文 木版に油彩、綿布 2024 Courtesy of COHJU

編集部

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