「松山智一展 FIRST LAST」(麻布台ヒルズ ギャラリー)レポート。独自の視点でとらえる「世界」【3/6ページ】

 続く「Fictional Landscape」では、複数の変形キャンバスが立体的な展示空間を構成している。2016年に始まったこれらのシリーズは、西洋の肖像画のような構成。画面の中には様々なイメージが引用され、それらが見事に並列している。ここにある「フィクショナルなランドスケープ」は、異国の地で他者性と向き合ってきた、松山ならではの視点が反映されたものだ。展示室のあちこちに置かれた、松山の私生活や制作風景を感じさせるようなオブジェクトと絵画との関連性にも注目してほしい。

展示風景より

編集部

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