次なる部屋は「ロエベのアトリエ」。レザーのライブラリーから始まるこの部屋では文字通り、ロエベのプロダクトがいかに製作さられているのか、その過程をたどることができる。職人が手仕事で裁断するための道具や、世代を超えて長く愛されるバッグを生み出すために費やされる、何百時間にも及ぶ試作と検査の工程が明らかにされている。


「城の部屋」では、中央に高さ2メートルに巨大化した「ハウルの動く城 バッグ」が展示。元のバッグは、スタジオジブリの名作にインスパイアされたロエベの2023年のカプセルコレクションのためにデザインされたものだ。ロエベのアイコニックなバッグの要素を組み合わせて構成この展示は、ロエベのアトリエの卓越したクラフト技術が、物語のなかの建築をいかにして再現したのかが示されている。
