NEWS / REPORT「LOVEファッション―私を着がえるとき」展(東京オペラシティ アートギャラリー)開幕レポート。東京で見るファッションの夢と抑圧【4/5ページ】2025.4.16 最初から読む ブックマークsave 第4章「自由になりたい」は、コム デ ギャルソンの2020年春夏コレクションで構成。本コレクションは、ジェンダー/セクシュアリティ研究においても重要な文献となっているヴァージニア・ウルフの小説『オーランドー』を発想源としている。展示風景より、コム デ ギャルソンの2020春夏のコレクション 男性の主人公・オーランドーが昏睡状態を経て女性となり、やがて女性としての喜びに目覚めていく本作は、衣服におけるジェンダーについても問いを投げかける。本章では、こうしたジェンダーについての議論を、コム・デ・ギャルソンがどのようにコレクションや衣装で提示したのかを考えることができる。次のページ第5章「我を忘れたい」前のページへ12345…5次のページへ編集部