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「日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―」(京都国立博物館)開幕。異文化交流の軌跡たどる【2/5ページ】

 会場は、「プロローグ 万国博覧会と日本美術Ⅰ 世界に見られた日本美術」「プロローグ 万国博覧会と日本美術Ⅱ 世界に見せたかった日本美術」「第1部 東アジアの日本の美術」「トピック 誤解 改造 MOTTAINAI」「第2部 世界と出会う、日本の美術」「エピローグ 異文化を越えるのは、誰?」で構成。

 本展のなかでもハイライトと言えるのがプロローグだろう。日本が最初に万博にブースを設けたのは1862年の第2回ロンドン万博。以降、第2回パリ万博(1867)、ウィーン万博(1873)などに参加し続け、国際社会における日本のプレゼンス向上を図ってきた。こうした万博において日本をアプローチするのに欠かせなかったのが美術品や工芸品だ。

展示風景より、左から池田泰真作《江之島蒔絵額》(1893)、錦光山宗兵衛《上絵金彩龍鳳文獅子鈕飾壺》(1892)

 「世界に見られた日本美術」は、様々な万国博覧会に出品された作品を中心としたセクション。ジャポニスムで人気を博し、いまも高い評価を得ている葛飾北斎の《富嶽三十六景》(1831頃)をはじめ、鈴木長吉による《銅鷲置物》(1892)や、史上初めて日本美術を体系的に論じたとされる『L’Art Japonaise』(1883)などが並ぶ。

展示風景より、葛飾北斎《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》(1831頃)
展示風景より、鈴木長吉《銅鷲置物》(1892)
展示風景より、蒔絵小箱(カザール・コレクション)(江戸〜大正時代)
展示風景より、『L'Art Japonaise』(1883)

編集部

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