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泉屋博古館がリニューアル開館。戦後モダニズム建築とともに住友コレクションの傑作を楽しむ【2/6ページ】

青銅器館

 今回のリニューアルにおける最大のトピックは青銅器館だろう。本館は70年の大阪万博における迎賓館として建設された経緯を持ち、京都における戦後モダニズム建築のひとつとして知られている。今回の改修では、竣工当時の意匠を生かすかたちでのリニューアルが行われ、「中国青銅器の時代」がこけら落としとして開催される。

展示室1

 本館の特徴である、吹き抜けと回廊状の階段が目を引くホールは、中央にあった車椅子用のリフトを撤去。竣工当初の意匠をできるだけ再現するかたちで改修することで、その独特の空間を体感できるようになった。

螺旋階段とホール

 螺旋階段を上った先には展示室1があり、室内の展示ケースをリニューアル。より反射が少なく、照明も最適化された。本展示室では「中国青銅器の時代」の第1章「住友コレクション 名品大集合」と名打たれ、同館がコレクションする古代中国の青銅器のなかからとくにユニークなものを紹介している。

展示室1

 展示室2は「種類と用途」として、青銅器の大まかな用途を紹介。展示室3「文様・モチーフの謎」では青銅器に描かれた文様やモチーフの由縁を解説している。なお、展示室3では同館のマスコット的存在として人気を集める、フクロウ・ミミズクをモチーフとした《戈卣(かゆう)》(前12世紀、殷時代)や《鴟鴞尊》(前13〜12世紀、殷後期)なども見ることが可能だ。

展示風景より、《戈卣(かゆう)》(前12世紀、殷時代)
展示風景より、《鴟鴞尊》(前13〜12世紀、殷後期)

編集部

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