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泉屋博古館がリニューアル開館。戦後モダニズム建築とともに住友コレクションの傑作を楽しむ【6/6ページ】

 キーワード4「つどいの悦楽、語らいの至福」は、茶の湯、煎茶、書画会といった集いの場で愛された名品を展示。大名茶人・小堀遠州が愛用した《小井戸茶碗 銘六地蔵》(16世紀、朝鮮)など、人々の「見立て」によって文物に文脈が付与されていった歴史を感じたい。

展示風景より、《小井戸茶碗 銘六地蔵》(16世紀、朝鮮)

 キーワード5「小さきものたち」は、手に取ったり、身につけたりすることで愛用されてきた品々を紹介。印や金具、嗅ぎたばこを入れておく鼻煙壺など、小さいからこそ際立つ造形が目にも楽しい。

展示風景より、鼻煙壺など

 なお、館外にある無料で楽しむことができる庭園「泉屋博古の庭」は、変わらず東山を仰ぎ見ながら、四季の植栽を楽しめる。また、収蔵庫を新たに館外に増築し、保管機能も強化した。

泉屋博古の庭

 青銅器や書画、茶道具など、理解するために専門的な知識が必要な名品の数々を、わかりやすく伝えるための工夫が詰まった2つの展覧会。リニューアルし、四季折々の東山の自然をより楽しめるようになった同館でゆっくりと楽しみたい。

編集部

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