にれのき広場ではジャコモ・ザガネッリによる《Hibiya Ping Pong Platz》を楽しみたい。本作は、公共空間で実際に遊ぶことができる卓球台を設置するという実験的なアートプロジェクト。2022年に東京・墨田区で、ジャコモ・ザガネッリが、灰谷歩、シルヴィア・ピアンティーニとともに立ち上げたプロジェクト《Ping Pong Platz》の発展形の一部であり、2024年には「岡山・森の芸術祭」にて同様の作品が津山市に恒久設置された。
折り紙のような4台の卓球台が人と人の媒介となり、新たなコミュニケーションを生み出す装置となる。「アートは社会変革のためのツール。すべての人に開かれていることが重視だ」と語る、ザガネッリらしい作品だ。
