雲形池で作品を展開するのは宮崎啓太だ。《巣の構造》は、雲形池に建つモニュメンタルな《鶴の噴水》にインスピレーションを得た作品。同作は1905年に津田信夫、岡崎雪声によってつくられた。
鳥が人工物の破片を移動させて自然界で巣をつくるように、使い古された車のパーツなどの金属と、特殊な紙でできた物体と組み合わせ、新たな巣を生み出した。異物を持ち込むことで、本来の場所の意味を問いかける。

なおパフォーミングアーツを中心とした第2期では、維新派 屋台村&上映会『透視図』・『トワイライト』、上田久美子+miu+川村美紀子『呼吸にまつわるトレーニングプール -皇居のお堀編- 』、小泉明郎『火を運ぶプロメテウス』、小山田徹『火床』といったプログラムが予定されている。こちらもあわせてチェックしてほしい。