「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」(東京ステーションギャラリー)

東京ステーションギャラリーで「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」が6月15日に閉幕する。レポート記事はこちら。
フィンランドのモダンデザイン界で圧倒的な存在感を放つタピオ・ヴィルカラ(1915〜1985)。1940年代後半から50年代にかけて、イッタラ社のデザインコンペ優勝やミラノ・トリエンナーレのグランプリ受賞によってヴィルカラは一気に脚光を浴びた。本展では、エスポー近代美術館、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団およびコレクション・カッコネンから厳選したプロダクトやオブジェ約300点に加え、写真やドローイング(複写)を展示。デザイナー、彫刻家、造形作家としての、繊細にしてダイナミックなヴィルカラの魅力に迫る機会だ。
会期:2025年4月5日~6月15日
会場:東京ステーションギャラリー
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1
電話番号:03-3212-2485
開館時間:10:00~18:00(金~20:00) (入館は閉館30分前まで)
料金:一般 1500円 / 大高生 1300円 / 中学生以下 無料
「国宝の名刀と甲冑・武者絵 特集展示 三井家の五月人形」(三井記念美術館)

三井記念美術館で「国宝の名刀と甲冑・武者絵 特集展示 三井家の五月人形」が6月15日まで開催されている。
江戸時代は「日本一の商人」として、近代以降は日本最大の財閥として発展した三井家は、商人の家系だが、元祖三井高利の祖父三井高安は、戦国時代に近江の佐々木六角に仕えて越後守を名のった武将だった。それがうかがえるのが、三井高安の所持と伝わる甲冑2点で、三井家の先祖を祀った顕名霊社神宝とされてきた。三井家から寄贈された美術品のなかには、国宝・重要文化財の名刀をはじめ武器武具が少なからずある。
本展では、刀剣・甲冑・弓矢・鉄砲などの武器武具、神話や芸能などを題材とした人形など、おもに近代に製作されたものだが、それぞれ漢字一文字で所持した人を表す「御印」別に展示している。
会期:2025年4月12日~6月15日
会場:三井記念美術館
住所:東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7階
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)
料金:一般 1200円/大学・高校生 700円/中学生以下無料