「伊藤慶二 祈・これから」(岐阜県現代陶芸美術館)

岐阜・多治見にある岐阜県現代陶芸美術館で「伊藤慶二 祈・これから」が開幕する。会期は6月28日~9月28日。
伊藤慶二(1935〜)は、岐阜県土岐市出身。武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)で油画を学んだ後、美濃へ戻り岐阜県陶磁器試験場に勤め、陶磁器デザイナーの日根野作三(1907〜1984)との出会いなどを通じ、本格的に陶芸の道に進んだ。クラフトの器から始まった伊藤のやきものの制作は、陶による造形、オブジェへと拡がりをみせ、多様なメディウムを取り入れながら展開を続けている。
本展は、今年90歳を迎える伊藤慶二の「HIROSHIMA」「沈黙」「尺度」「いのり」などの代表的なシリーズ、そして新作となるインスタレーションを通じて、伊藤の創作の現在地を紹介する展示となる。
会期:2025年6月28日~9月28日
会場:岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ・Ⅱ
住所:岐阜県多治見市東町4-2-5 セラミックパークMINO内
開館時間:10:00〜18:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月、7月22日、8月12日、9月16日(ただし、7月21日、8月11日、9月15日は開館)
料金:一般1000円 / 大学生800円 / 高校生以下・障がい者手帳をお持ちの方は無料
落合陽一個展 総集編「ヌルのテトラレンマ 記号に帰納する人間の物語」(日下部民藝館)

岐阜・高山にある国指定重要文化財の日下部民藝館で、日下部民藝館令和7年度特別展 落合陽一個展 総集編「ヌルのテトラレンマ 記号に帰納する人間の物語」が開幕する。会期は6月28日~9月15日。
日下部民藝館は、昭和41年より重要文化財日下部家住宅を、建物の公開と日下部家所蔵の文物を展示、また建物を活かした多様な文化事業を行う施設として誕生した。そんな日下部民藝館と、ヒューマンコンピュータインタラクション研究の第一人者であり、メディアアーティストの落合陽一とのコラボレーションの5回目となる本展は、これまでの5年間にわたる日下部民藝館で行ってきた落合の展覧会を総括するものとなり、新作をあわせて全100点以上の作品で構成される。
また本展は、日下部民藝館以外にも、吉島家住宅と、古民家を改装したギャラリー&カフェ「おんど」の3会場に加え、大阪・関西万博の「null²」を含めた4つの空間で構成される。
会期:2025年6月28日~9月15日
会場:日下部民藝館 、吉島家住宅、おんどギャラリー
住所:岐阜県高山市大新町1丁目、下二之町
開館時間:10:00~16:00
休館日:会期中無休(ただしおんどギャラリーは水)
料金:3000円(日下部民藝館・吉島家住宅・おんど共通入館可能)