「ART OSAKA 2025」開幕レポート。本フェアならではの多彩な表現を一挙に味わう【4/9ページ】

映像プログラム

  「映像プログラム」は大阪市中央公会堂の大集会室のホールで作品上映を行う。プログラムは、大きく2つのプログラムから構成される。

 1つめのプログラム・キュレーションには批評家/キュレーターの梅津元を迎え、 1960年代から現在までの、実験映像、ヴィデオアート、美術家による映像など、重要な作品の数々を一挙に上映し、日本における「映像表現」を探るプログラム「〈うつること〉と〈見えること〉―映像表現をさぐる:60年代から現在へ」だ。展示される機会の少ない映像作品を大型のスクリーンで見ることができる貴重な機会といえるだろう。

大阪市中央公会堂1階 大集会室

 期間中、毎日上映されるのが、瀧健太郎監督の『キカイデミルコトー日本のヴィデオアートの先駆者たち』(2012)だ。出光真子、中谷芙二子、松本俊夫、山口勝弘など、映像表現の先駆者たちへのインタビューを通じて、日本の映像表現の黎明期をたどるドキュメンタリーとなっている。ヴィデオアートが日本でどのように誕生したかをわかりやすく構成した本作は、大阪では今回が初の上映となる。

「キカイデミルコト―日本のビデオアートの先駆者たちー」 監督=瀧健太郎 2012 82分

編集部

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