民族学との出会い ―パリ時代の岡本太郎
展示は第1章「民族学との出会い ―パリ時代の岡本太郎」、第2章「人間の原点を求めて ―取材旅行と執筆活動」、第3章「万国博前夜 ―「明日の神話」と「太陽の塔」」、第4章「「太陽の塔」の地下空間」、第5章「万国博が残したもの」の5章構成。
第1章では、東京美術学校を中退し、パリへと渡った若き日の画業を振り返る。パブロ・ピカソの静物画に出会った衝撃から抽象絵画を志すようになった岡本太郎。この章では、10年半におよぶパリ時代の代表作である《痛ましき腕》(1936)などとともに、岡本太郎が旧蔵していたマルセル・モースの著書も展示することで、パリ滞在で社会学や民族学を学んだ足跡を振り返る。
